奈良市S邸 セパレートキッチンを中心に家族がのびのび住まう家 31坪

「断熱性は高くしたい、キッチンは企画型ではなくデザインも性能もこだわりたい、ワークスペースが欲しいし、収納もたっぷり欲しいし、駐輪場と駐車場は分けたいし…本当にたくさんのわがままを言いました」
お会いした当初から「オリジナリティのある家を作りたい」と話されていたS様。
玄関先では駐車場と別個に、暖かな木目の庇で守られた駐輪スペースを確保した。
車を傷つけることなく、お子様の自転車を止めたいという要望が反映されている。
こだわった中で特に大満足なのが、お日様の光をたっぷりと浴びるリビング。
開放的な南側を活かした大開口によって、部屋中がぱっと明るく照らされる。
冬はぽかぽかのお日様を浴びながら、夏は涼しげな通り風に撫でられながら、休日の昼間についウトウトしてしまうような、家族団らんの心地よい空間に。
奥様のこだわりが詰まるキッチンは、リビング全体を見渡せるのはもちろん、ふと窓の外に目を向ければ、心落ち着く田んぼや庭の緑が広がるように設計。
「開放的かつ、大容量の収納や多目的ワークスペース等の生活機能を1階に集結させて、家族が自然と集まるようにしたい」というこだわりも建築家によってデザインされている。
1月中旬の取材当日、初春の陽光に包まれたリビングには、半袖と短パンで汗いっぱいに駆け回るお子様の姿があった。
UA値(熱の逃げやすさ)0.57w/㎡K
C値 (すき間の面積)0.5㎠/㎡